GMが仕掛けた架空消費
GMが仕掛けた架空消費


20世紀の世界経済を牽引してきたアメリカの自動車産業が長年のビジネスモデルを延命させるために仕掛けられたのが「架空の消費」である。

GMが生産した自動車を、GMの金融子会社であるGMACが客にローンを組ませて購入代金を提供する。

ところが、売り上げをのばすため自動車ローンの審査が極限まで甘くされ、ローンを支払う能力のない人たちですら、身のほど知らずの高級車を買うことを可能にした。

各ディーラーにGMACから配られていたローン申込書類は実に簡単なもので氏名、住所、職業などだけで、肝心の支払能力に関する年収所得などの情報は一切求められなかった。

これはつまり、申込用紙の空欄を埋めさえすればローン契約が組めたのです。そして出資者であるはずのGMACはディーラー各社に「お客さんには詳しく聞かないで下さい。逃げられると困るからです。」と過剰融資に拍車を掛けた。ローンを組んだ中には空きビンを集めて生活しているような人もいたという。

こうして一時伸び悩んでいたGM車の販売は一気に回復した。
なぜなら自分の年収ではとうてい買えないような高級車が
いとも簡単にローンの審査が降りて手にすることが出来たからだった。

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しかし、この過剰融資に対するローン債権に貸し倒れリスクはなかったのだろうか?
そんな疑問が必ずあるはずでした。
では何故、GMACは甘い審査でローンを貸すことができたのか?

次章へ続く

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GMの凋落〜富と繁栄の象徴、GM経営破たん
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